スキル標準ユーザー協会の設立趣旨について。

設立趣旨

現代の情報技術(以下、IT)分野は、社会のあらゆる局面に多大なる影響を与える基幹分野であり、浸透度も増すばかりです。そのような状況の中で、技術やサービスの向上、またITプロフェッショナル人材の育成は重要なテーマであり、経済産業省はITエンジニア向けのスキル標準として、ITサービス提供企業向けのITスキル標準(ITSS、2002年12月)、組込み技術者向けのETSS(2005年5月)、ユーザー企業のIT部門向けのUISS(2005年6月)と、3つの標準を策定しました。

私たちは「ITSSユーザー協会」として2003年12月に発足し、ITサービスプロフェッショナルや企業における高度IT人材育成に関わる多くの人々に対して、ITSSを活用し、一般企業や現場のIT技術者など、民間主体のさまざまな団体・個人が連携することで、産業界におけるITサービスプロフェッショナルの育成とスキル標準の定着、普及に寄与することを目的として発足・活動を続けてきました。

その後、ETSSやUISSが相次いで発表され、2007年7月には産業構造委員会情報経済分科会情報サービス・ソフトウェア小委員会の人材育成ワーキンググループで、3つのスキル標準(ITSS、ETSS、UISS)を共通化したフレームワークが発表されました。こうした背景から、今後は3つのスキル標準全てを視野に入れた活動にシフトし、活用を促進することがIT業界にとって有益だと考えるに至り、団体の名称を「スキル標準ユーザー協会」と変更し、活動の目的と範囲を拡大して活動を継続してきました。

さらに3つのスキル標準を統合した共通キャリア・スキルフレームワーク(CCSF)、CCSFを刷新したi コンピテンシ・ディクショナリ(iCD) 、続いてDX推進のためのITSS+(プラス)が公表されました。

このような環境の変化を踏まえ、対象範囲を拡大し会員参加による積極的な普及活動を展開しております。


スキル標準ユーザー協会


専務理事:高橋 秀典
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