- 【対面開催】スキル標準ユーザーズカンファレンス2026
今年も年末恒例の「スキル標準」を単一テーマとした日本最大級で唯一無二の「スキル標準ユーザーズカンファレンス2026」を対面で開催いたします。
今回のテーマは、『 人材育成は投資、属人化を超えて仕組みに。スキルベース組織でDXの成果を創る 』と設定し、多くの関係団体のご協力を受け開催いたします。
スキル標準の導入を検討されている企業、また既に運用されている企業にとって、課題の解決策やヒント・気づきなどを得ていただくことを目指しております。
お申し込みの受付は、先着順となりますので定員になり次第締め切らせていただきます。
早期の満席が予想されますので、受講を検討中の皆様はお早めにお申込みください。
特定非営利活動法人 スキル標準ユーザー協会
開催要項
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開催日時2025年11月26日(水) 10:30~17:10
(10:00から受付開始) -
会場御茶ノ水ソラシティ・カンファレンスセンター
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会場所在地東京都千代田区神田駿河台4-6地図
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アクセス
- JR中央線・総武線 JR御茶ノ水駅[聖橋口] 徒歩1分
- JR山手線・総武線・京浜東北線 JR秋葉原駅[電気街口] 徒歩9分
- 東京メトロ・千代田線 新御茶ノ水駅[聖橋方面改札] 駅直結
- 都営地下鉄・都営新宿線 小川町駅[B4出口] 徒歩6分
- つくばエクスプレス TX秋葉原駅[A2出口] 徒歩13分
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申込期限2025年11月25日(火)
※講演によっては立ち見になる場合もございます。あらかじめご了承ください。
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参加費用無料(事前登録制)
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定員200名
プログラム
10:30-11:10基調講演
デジタルスキル標準を活用したデジタル人材育成
現在、DX推進の機運が社会全体で高まっていますが、DXの現場ではデジタル人材の不足など、様々な課題に直面しています。
本講演では、当省のDX推進、デジタルスキル標準などのデジタル人材育成の取り組みを企業の状況・事例を踏まえご紹介し、今後の展望やスキル向上の重要性などについてご説明します。

経済産業省
商務情報政策局 情報技術利用促進課 デジタル人材政策室
デジタル人材政策企画調整官
枝川 慶彦 氏
講演者プロフィール
2003年に経済産業省入省。
2021年に独立行政法人情報処理推進機構に出向。
2023年に内閣府原子力災害対策本部原子力被災者生活支援チーム参事官補佐に従事。
2025年9月から現職。
11:10-12:00特別講演
AI Agentic World とオートノマスSCM ~パナソニックコネクトの挑戦~
パナソニックコネクトでは、SCMクラウド大手のBlue Yonderとともに、SCMを強化し自律性を備えたSCMの構築に取り組んでいます。
中でもAIエージェントを用いたイノベーションの創出に重点を置き、研究開発・商材化・顧客適用において様々な取り組みを実施しています。
本講演ではこれらの取り組みを紹介するとともに、”AI Agentic World” を実現するための考え方や求められる技術者像について論じます。

パナソニック コネクト株式会社
執行役員 シニア・ヴァイス・プレジデント,チーフ・テクノロジー・オフィサー(CTO)
榊原 彰 氏
講演者プロフィール
1986年日本アイ・ビー・エムに入社。金融機関、製造業を中心にシステム開発を担当。2005年、IBMディスティングイッシュト・エンジニア就任、東京基礎研究所でソフトウェアの研究に従事したのち、2010年からグローバル・ビジネス・サービス(GBS)事業CTO、2012年からスマーターシティ事業CTO。
2016年日本マイクロソフト執行役員CTOに就任、2018年からマイクロソフトディベロップメント社長を兼務。
2021年11月パナソニックの社内カンパニー、コネクティッドソリューションズ社常務CTO。
2022年4月パナソニック コネクトの発足に伴い、現職。
13:40-14:30
スキルベース組織に踏み出すには ~ DX × スキル標準の極意
DX時代に勝ち残るには、ビジネスモデルの変革や新規事業創出を実現する必要があります。そのための人材の育成・獲得が企業にとって喫緊の課題です。
また、欧米では「スキルベース組織」への移行が始まっていますが、進みつつあるジョブ型制度との整合も含めどのように対応していくかも重要です。
それらを前提として、スキル標準を活用したDX人材の現実感のある見える化、人材獲得や育成・リスキリング、公正な評価につながる仕組みについてお話しします。

特定非営利活動法人 スキル標準ユーザー協会 専務理事
株式会社スキルスタンダード研究所 代表取締役社長
高橋 秀典
講演者プロフィール
1993年に日本オラクル入社。
セールスコンサルタント、サポート、研修ビジネス責任者を歴任、研修ビジネス責任者時代にオラクルマスター制度を確立。その後、システム・エンジニア統括・執行役員を経て2003年12月にITSSユーザー協会(現スキル標準ユーザー協会)設立、専務理事に就任。
2004年7月日本オラクルを退社、株式会社スキルスタンダード研究所を設立、スキル標準の企業導入・活用を推進。経済産業省、IPAの各種スキル標準策定・改訂委員、委員長を歴任する。2006年5月にIPA賞受賞。経済産業省「産業構造審議会・人材育成WG」委員など各方面で活躍。
最近では内閣官房「最先端IT国家創造宣言・人材育成分科会」委員、IPA「DX推進人材のありかた研究会 ITリテラシー標準(ITLS)WG」委員、経済産業省「リスキリングを通じたキャリアアップ支援事業」審査員、内閣府「我が国のロケット開発等人材基盤を強化するスキル標準の作成に関する検討会」オブザーバーとして参画。
14:30-15:20
DX時代に必要な人材育成
日本のシステムエンジニアは、DXが求められ、AI全盛が目の前に近づいていても、内向き志向で自分たちが担当しているシステムにのみ目を向けがちです。もっと世界の標準はどこにあるか、今、日本の立ち位置はどこにあるか、を客観的に知る必要があります。
iCDを活用して、自律的にキャリアパスを構築していく仕組みが必要です。次の世代にシステムを引き継ぐための指標を構築していきたいと考えています。

株式会社日本コンピュータコンサルタント
代表取締役社長
冨田 松平 氏
講演者プロフィール
1981年に日立ソフトウェアエンジニアリング株式会社(現日立ソリューションズ)に入社。
1985年から1991年まで日立アメリカに出向し、シリコンバレーを拠点にパッケージソフトウェアのマーケティングに従事。
2004年に株式会社日本コンピュータコンサルタントに移籍し、現在に至る。米国アリゾナ大学MBA.
15:30-16:20
スキル標準ユーザー協会「情報交流委員会」パネルディスカッション
日ごろ情報交流委員会にて行われている情報共有や議論の中で、特に多く取り上げられるのが、運用開始後、もしくは運用を組み立てる中での課題についてです。
iCDを利用し、効果的にDX人材の育成や評価の運用を継続的に行っていく中で、各社が抱えている課題と、それらにどのように対応しているのかについての議論を、日ごろの情報交流委員会の雰囲気を感じられるパネルディスカッション形式でお見せしたいと考えています。

講演者プロフィール
アサヒビジネスソリューションズ株式会社
管理本部 人事総務部
土生 貴宏 氏(情報交流委員会 委員長)
1995年 入社後 SEとして主にアサヒグループ関連会社のシステム導入に関わり、人事総務・物流・会計・生産と一通りの業務システム構築に携わった。
また、商社の人事給与・基幹システムの再構築、飲料系事業会社へのSCM再構築にあたっては事業会社へ出向の上、現場でのシステム導入・運用までを行う。その後酒類営業・飲料営業などの新規・入れ替え案件に携わるマネージャを経験後、現職へ転向。iCDを含む人材育成の強化に取り組む。
ANAシステムズ株式会社
総務部 副部長 兼 人事チームリーダー
加藤 誠 氏(情報交流委員会 副委員長)
新卒入社後、約20年間にわたり、現場部門・スタッフ部門・出向先ユーザー企業など、さまざまな立場からエアラインシステム展開やデジタル技術を活用したDX推進に携わる。
2022年より人事部門に所属し、採用・育成・人事評価を中心に働きがい向上に向けた施策を推進。現在は、社員が自らキャリアを描き、自律的に成長できる環境の実現を目指し、人事制度の刷新に取り組み中。
国際ソフトウェア株式会社
執行役員
森 真由美 氏
中途入社でIT業界に進み、仕事の効率化やシステムの安全を支える製品開発を経験した後、
現在は執行役員として開発部門と人事部門の双方に関わりながら、技術と人材の両面から組織運営を推進している。
専門や出発点にとらわれず挑戦し続ける中で、常に大切にしてきたのは「人」。仲間を尊重し、共に成長できる環境をつくることを軸に、技術も組織も人を中心に考えている。
株式会社日本コンピュータコンサルタント
企画室 営業企画 部長代理
長岡 永典 氏
1987年、株式会社日本コンピュータコンサルタントに入社。入社後約20年間、関西圏で主に金融関連のIT受託開発案件に従事。
2007年より横浜本社企画室に異動し、当時導入初期段階にあったITSS(ITスキル標準)の運用を前任者から継承。スキル標準適用の運用課題を解決するとともに、能力開発機能の導入などを通じて、社員の「自律的キャリア形成」を推進。
株式会社リコー
技術統括部 技術経営センター
宮内 克爾 氏
国内大手メーカー、財閥系金融グループ勤務を経て、2022年リコー入社。
スキル標準にはITSS登場初期から携わり、0→1での制度構築から運用のファインチューニングに至るまで多岐にわたる経験を有する。人事考課制度・労務管理・採用育成等、人事部門の幅広い業務を経験する中、人材育成分野を主軸とし、現職ではスキル標準を踏まえた社内の認定制度等をリード。
株式会社エイジェック
総合ビジネスサポート統括本部 シニアコンサルタント
石川 拓夫 氏
1983年日立西部ソフトウェア(現日立ソリューションズ)入社。人事総務部門において人事、採用、人財開発、活性化、組織開発などの人事施策に加え、ITSS・iCDを活用したキャリア支援施策を担当。
2015年日立製作所、2017年日立インフォメーションアカデミー取締役社長、2019年日立アカデミー取締役、2021年日立建機、2025年より現職。
SSUG:コンサルタント(Platinum)、iSRF:理事、経産省:デジタル時代の人材政策に関する検討会委員他
16:20-17:10
能力主義からタレンティズムへの転換 ~ スキル標準活用の根本的なポイント ~
「頑張った人、能力の高い人が報われる」という言い方は、一見もっともらしく聞こえますが、長い間日本企業を惑わせてきました。これはいわゆる能力主義の虚構です。多くの企業は「能力によって処遇を決める」と言いますが、そもそも能力とは何を指すのでしょうか。
たしかにエンジニアにもヒューマンスキルは必要ですが、それが本当にそこまで重要なのでしょうか。我々はそれぞれ異なる個性や能力を持っています。そしてその能力は、ある専門分野には適していても、別の専門分野には必ずしも適していません。むしろ、この偏りこそが高度な専門性への適応を可能にするのです。
この考え方を「タレンティズム」と呼びます。スキル標準は、この前提を意識していなければ、効果的に活用することは難しいと言えるでしょう。

株式会社トヨタシステムズ
人事部
河路 裕司 氏
講演者プロフィール
1990年よりメガバンクのシステム開発に従事。2003年よりトヨタシステムズにてウォーターフォール型の大規模プロジェクトを中心にプロジェクトマネージャを歴任。
2016年から組織PMOのリーダーとして、組織内のプロジェクトを横断的に指導。同年からアジャイルプロジェクトのスクラムマスターも実施。2021年以降、全社のアジャイル推進担当、アジャイルコーチ、PMO。
2024年より同社の人事部門にて、ITエンジニアの人材育成の企画・推進に携わる。
後援団体情報
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【協力】
・経済産業省(METI)
【後援(予定)】
・独⽴⾏政法⼈情報処理推進機構(IPA)
・一般社団法人情報サービス産業協会 (JISA)
・一般社団法人日本情報システム・ユーザー協会(JUAS)
・一般社団法人電子情報技術産業協会(JEITA)
・特定非営利活動法人ITスキル研究フォーラム(iSRF)
・一般社団法人IT人材育成協会(ITHRD)
・組込みソフトウェア管理者・技術者育成研究会(SESSAME)
・一般社団法人情報処理学会(IPSJ)
・特定非営利活動法人日本ネットワークセキュリティ協会(JNSA)
・特定非営利活動法人日本セキュリティ監査協会(JASA)
・一般社団法人ソフトウェア協会(SAJ)
・一般社団法人全国地域情報産業団体連合会(ANIA)
・公益社団法人企業情報化協会(IT協会)
・一般財団法人日本科学技術連盟 (JUSE)
・日本システムアドミニストレータ連絡会(JSDG)
・特定非営利活動法人ITコーディネータ協会(ITCA)
・一般社団法人日本ITストラテジスト協会(JISTA)